2011年3月9日水曜日

3号倉庫でのギャラリートーク(担当学芸員篇)

















さる3月5日、本展担当の川浪学芸員によるギャラリートーク@3号倉庫が行われました。

晴れてはいても海風の強い場所、寒い中10名ほどの熱心な参加者をお迎えし、「みなさんからのリクエストはございますか?」という川浪学芸員の投げかけからトークは始まりました。

盛り上がり、結局1時間ほど話し込まれたのでしょうか、川浪学芸員もずいぶん楽しかったようで、直後、ツイッターにこんなつぶやきを投げられています。


本日は共同アトリエ・3号倉庫でギャラリートークでした。熱心な参加者のみなさん、それぞれの池田作品感想がすっごくおもしろかった!作品は見る人の力によって、新たな命をえるのですねえ。しみじみ。


共同アトリエ・3号倉庫の作品感想1:「漂着」の黒い背景に映っている穴の影が、目の形をしていておもしろいってこと、知っていました?


共同アトリエ・3号倉庫の作品感想2:階段上がってすぐにある「万有引力シリーズ」(傾いている作品)は、穴がたくさんあることだけでなく、描かれているイメージそのものが入り口(ゲート)のよう。一体どこに出るのかな?




ギャラリートークというのは話し手が一方的に作品の見方を教授するものではなく、話し手と聞き手が作品を介してコミュニケーションを交すことで、作品の新たな見方や意味が生まれる場なんですね。


展覧会も残すところあと数日となりました。本展のギャラリートークはもうありませんが、ケンビだけでなく、3号倉庫にもぜひ足をお運びください。