こんにちは、福岡県立美術館ブログ担当のYです。
おかげさまで福岡県立美術館の4階展示室では、木彫の系譜展が好評開催中です。
前回のブログでお知らせしたとおり、このコレクション展は、福岡が生んだ彫刻家である山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳の彫刻作品を中心にご紹介する展覧会です。後半部には、油彩画、日本画なども展示されている、とても盛りだくさんの展示内容になっています。
コレクション展では一体どんな作品が見られるのだろう…と気になるアナタのために、今日は展覧会の出品作家、出品作品を一挙にご紹介します。
Ⅰ 特集:木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に
山崎朝雲《土部》1916
《力角之宿禰》1926
《聖観世音菩薩像》1930 寄託作品
《鳩杖》1932
《扁額「聖観世音」》1943 寄託作品
冨永朝堂《初歩手板彫》1915-1916
《雪山の女(ヒマラヤの女)》1924(1985年鋳造)
《踊女》1933(1985年鋳造)
《女子円盤》1934(1985年鋳造)
《武者》1936
《潮満瓊》1940(1985年鋳造)
《迦陵頻伽の夢》1947頃
《女》1950
《鷺》1951
《人身柱》1952
《首》1957
《天の川》1958
《天の御柱》1960
《阿蘇の神舞》1963
《二河白道》1966
《群像》1969
《歩く(二)》1970
《卑弥呼》1971(1985年鋳造)
豊福知徳 《構成》1962-1973
《継続》1973
《レリーフ黒Ⅱ》1975
《横たわる構成 白2》1977
Ⅱ 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳ゆかりの彫刻家たち
早川朝洋 《みいくさ人と児》1942 寄託作品
北原鹿次郎《男の首》年代不詳
安永良徳 《穣り》1940
《1956年作品第21》1956
《裸婦立像》年代不詳
山崎秀雄 《カメラ・ファン》1939 寄託作品
小田部泰久《どっこいしょ》1971
Ⅲ 福岡県立美術館の優品から
【日本画】
阿部春峰《紅梅鵯図》年代不詳
水上泰生《竹林遊鶏図》1912-1926
吉村忠夫《天平美人図》年代不詳
【洋画】
中村不折 《裸婦》1904
吉田博 《雲表》1909
坂本繁二郎《能面》1955
《鋏》1964 寄託作品
高島野十郎《蝋燭》1912-1925
《傷を負った自画像》1914頃
《煙草を手にした自画像》年代不詳
《割れた皿》1958頃
《睡蓮》1975
児島善三郎《梳る女》1926
《サンルームの見える裸体》1931 寄託作品
《自画像》1936~51 寄託作品
古賀春江 《竹薮》1920
中村研一 《裸体》1952
山喜多二郎太《はる》1962
中村琢二 《波勝崎》1973 寄託作品
伊藤研之 《風景》1976
宇治山哲平《古稀自像》1981
坂本善三 《連帯》1967,1980
山田栄二 《赤い自画像》1945-1953
野見山暁治《自画像》1946
藤田吉香 《男》1998 寄託作品
松本英一郎《自画像》年代不詳
《風景No.4》1981
ご覧になりたい作家や作品はありましたか?
今回のコレクション展では彫刻を特集していますが、そのほかにも、高島野十郎や坂本繁二郎、児島善三郎、古賀春江など、福岡県立美術館を代表する作品を多数展示いたしております。
なお、毎週土曜日の14時より、当館学芸員によるギャラリートークも開催されます。スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしています。
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2011コレクション展Ⅲ 特集 木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に
会期=2011年12月2日(金)~2012年1月26日(木)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
*65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下