2012年12月5日水曜日

「コレクション展Ⅲ 特集:光をさがして」がオープンしました

こんばんは。ブログ担当者です。
日に日に寒さが増しておりますが、みなさまお元気でお過ごしですか?

さて、福岡県立美術館の4階展示室では、「コレクション展Ⅲ 特集:光をさがして」がオープンしました。
当館コレクションを「光」という切り口から読み解くこの企画。
会場は次のような構成になっており、油彩画、日本画、彫刻、工芸、染織など多岐にわたるジャンルの作品をご紹介しています。


【展覧会構成】

Ⅰ 特集 光をさがして
  ①太陽の光、いろどる光
  ②光と影
  ③月、星の光
  ④ゆらめく炎
  ⑤光の反射、透過
  ⑥光の文様

Ⅱ 福岡県立美術館の優品から ―現代美術に見る光と影




それでは、担当の野中学芸員がこの展覧会について寄せた文章をご紹介しましょう。

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「光」という言葉を聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

クリスマスのイルミネーションが夜の街を華やかに彩る12。また、1月といえば元旦。初日の出に、これから始まる一年の幸せを祈願する人も多いのではないでしょうか。さらに、3月はひな祭り。ひな壇の雪洞に灯された温かな光には、我が子の健やかな成長を願う気持ちが込められているのでしょう。このように、私たちの生活において光は欠かせないものです。光は、闇を照らし出すだけではなく、光によって心に安らぎや潤いが与えられるのです。

今回のコレクション展のテーマは「光」。太陽や月など、自然の光そのものをテーマとした油彩画や、やわらかい光に照らされた美しい情景を描く日本画、また光を図案化した工芸など、光をキーワードとしてコレクションをご紹介します。

 

 闇の中で光を見つけたとき、私たちの心には、安らぎや温もりなどの想いがこみあげてきます。会場で、作家の目と手を介して表現された数々の作品と出会うことで、あなたも明日へ向かって生きる希望の光をさがし出すことができるかもしれません。

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それぞれの作家たちがとらえ、表現した光の形や輝きは実にさまざまです。
みなさまもぜひ展覧会をご覧になり、あなた自身の光をさがしませんか?
スタッフ一同、心からお待ちしております。

毎週土曜日午後2時からは、学芸員によるギャラリートークも開催されますので、ふるってご参加ください。


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2012コレクション展Ⅲ 特集 光をさがして
会期=2012年12月1日(土)~2013年3月3日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4
時間=午前10時~午後6(入場は午後5路30分まで)