2011年2月27日日曜日

ギャラリートークという名の講演会...

本日、池田龍雄さんが会期中に来福される最後のイベント、共同アトリエ・3号倉庫での池田さんのギャラリートークが終了しました。

2時開始の3時終了予定ではありましたが、予想通り、いえ予想を超えた1時間50分。終了は4時前となりました。

しかしそれゆえ、お話はとても充実したものでした。

「絵が分からないという人がいるが、ぼくは分からないのが分からない」から始まり、「線」の話、「場」の話、物理学やら哲学やらを交えながら、果ては「閉じた宇宙のなかにもうひとつ閉じた宇宙をつくることで窓を開け、宇宙を開くのだ」と。

美術は想像力でもって世界を開き、場合によれば変革するためのフィクションであり、それを「分からない」という人は美術=フィクションを誤解しているのではないか、と最後は見事に結ばれました。

トークが始まっていきなりの土砂降りの雨は、宇宙が池田さんを歓待しているのかもしれない。そんなふうにすら感じられた、熱の入った講演会、、、いえギャラリートークでした。






















写真は宇宙について熱っぽく語られる池田さんの様子。あの、マイクが明後日の方向に向かってますが、、、。