2011年10月17日月曜日

太宰府美術散歩を開催しました。

昨日、10月16日、太宰府の美術展の関連イベントとして、「太宰府美術散歩」が行われました。

数日間天気が悪かったので心配でしたが、当日は見事に晴れ。

すずしい風がふく心地よい秋空の下、NPO法人「歩かんね太宰府」さんのご協力をいただき、スタッフを含め総勢約20名で古都太宰府の街を歩きました。
 
写真はNPO法人「歩かんね太宰府」のスタッフさんたち。
 太宰府政庁跡に建つ太宰府展示館の前に午後1時に集合しました。

そしてまずは、太宰府の美術展でも作品を紹介している冨永朝堂のアトリエである「吐月叢」へ。


ゆっくり作品を見ながら、「歩かんね太宰府」のスタッフさんからお話をうかがったのちは、ゴールの太宰府天満宮を目指して歩きました。

「歩かんね太宰府」のスタッフさんが、行程のところどころで、その場所のことや、歴史の話をしてくださいました。


観世音寺のあたりをぬけると、満開に開いたコスモス畑もあり、秋空に彩りを添えていました。


さらに歩き続けること約1時間、太宰府天満宮に到着しました。

太宰府天満宮境内に安置されている冨永朝堂の《御神牛》(昭和60年)

参拝を済ませた後には、太宰府天満宮の絵馬堂へ。そこには太宰府の美術展の出品作家である斎藤秋圃、吉嗣鼓山、萱島秀峰をはじめとして、多くの絵馬が奉納されています。

なかには、マイケル・リンによるとても現代的な絵馬も。

絵馬堂にて。左上に見えるのがマイケル・リンの絵馬(2009年)
 その後、太宰府天満宮宝物殿で常設展示と、これまた太宰府の美術展の出品作家である豊福知徳の彫刻展を鑑賞しました。

すべての予定が終わったのが午後4時過ぎ。
3時間も歩き続けたことをほとんど感じさせないくらい充実した一日でした。

イベントに参加してくださったみなさま、スタッフとしてご協力いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

「太宰府の美術」展、ひきつづき開催中です。

スタッフ一同、みなさまのお越しを心からお待ちしています。


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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下