2013年4月20日土曜日

コレクション展1「特集 はるかなる風景」はこんなかんじ

しずかに開催中のコレクション展1「特集 はるかなる風景」(6月30日まで)。出品内容はすでにこのブログでもお伝えしましたが、ちらっと会場の様子をお見せしましょう。

出品内容について

会場に入ったら、まずはこんなかんじでお出迎え。


ケースのなかに柳瀬正夢「果樹島園」、左には高島野十郎。奥には向井潤吉の「まひる」がどどーんと。

そして右に入っていけば、、、


日本画コーナー。尾形家絵画資料をはじめ、冨田溪仙や中西耕石など。

左に戻って、、、


中村琢二が描いた海や満谷国四郎の「山中湖畔」などに浸り、ぐるりと回れば、、、


こんなかんじで広がっています。正面のケースには日本画家・森田秀樹さんの「廃坑の町」が。

すべて風景画ですが、作品のバリエーションは多種多彩。どうぞ皆さんお気に入りの「風景」を探しに来てくださいね。

2013年4月16日火曜日

美術図書室をごぞんじですか?

最新号の福岡県立美術館レター「とっぷらいと」が発行されて、反響は上々。いちばん多いリアクションは、、、

「ケンビにこんな図書室があったんですね?」

という、うれしいような悲しいような声。

ケンビ4階に美術図書室があること、みなさんはご存知ですか?

ケンビの前身であった福岡県文化会館がもともと図書館と美術ギャラリーの併設施設であった特徴を活かし、1985年に福岡県立美術館にリニューアルオープンしてからも、この美術図書室は充実したスペースとして活用されてきました。

本の貸し出しやコピーのサービスはありませんが、美術関係の書籍や図録は開架されて見放題、司書に相談くだされば閉架図書もご覧いただけます。

そして意外に揃っているのが雑誌系。美術史のかたいものから、「美術手帖」や「芸術新潮」などメジャーな美術雑誌、「a+u」のようなちょっとお高い建築雑誌、「Casa BRUTUS」のようなオシャレな雑誌までヴァリエーション豊かに揃っています。

「4階の奥まった所にあるので人が入りにくいかも」と考えた司書が、最近、美術図書室の入口にセットした秘密兵器がコレ。


どうですか? ついつい足を踏み入れてしまいそうでしょ?

さらに図書室では、展示に関係する図書を紹介する特集コーナーや、お子さんのための絵本コーナー、折り紙コーナーなどいろいろあります。また全国各地の展覧会や公募展情報も揃っています。

ちなみにまもなく開催される「マリー・アントワネット物語展」のために、特集コーナーではリボンがあしらわれていました。


ゆっくり、まったりできる、知る人ぞ知るケンビの穴場です。

みなさん、ケンビに来てくださったときにはぜひ一度図書室に入ってみてくださいね。そして司書に気軽に声をかけてみてください。