「ケンビにこんな図書室があったんですね?」
という、うれしいような悲しいような声。
ケンビ4階に美術図書室があること、みなさんはご存知ですか?
ケンビの前身であった福岡県文化会館がもともと図書館と美術ギャラリーの併設施設であった特徴を活かし、1985年に福岡県立美術館にリニューアルオープンしてからも、この美術図書室は充実したスペースとして活用されてきました。
本の貸し出しやコピーのサービスはありませんが、美術関係の書籍や図録は開架されて見放題、司書に相談くだされば閉架図書もご覧いただけます。
そして意外に揃っているのが雑誌系。美術史のかたいものから、「美術手帖」や「芸術新潮」などメジャーな美術雑誌、「a+u」のようなちょっとお高い建築雑誌、「Casa BRUTUS」のようなオシャレな雑誌までヴァリエーション豊かに揃っています。
「4階の奥まった所にあるので人が入りにくいかも」と考えた司書が、最近、美術図書室の入口にセットした秘密兵器がコレ。
どうですか? ついつい足を踏み入れてしまいそうでしょ?
さらに図書室では、展示に関係する図書を紹介する特集コーナーや、お子さんのための絵本コーナー、折り紙コーナーなどいろいろあります。また全国各地の展覧会や公募展情報も揃っています。
ちなみにまもなく開催される「マリー・アントワネット物語展」のために、特集コーナーではリボンがあしらわれていました。
ゆっくり、まったりできる、知る人ぞ知るケンビの穴場です。
みなさん、ケンビに来てくださったときにはぜひ一度図書室に入ってみてくださいね。そして司書に気軽に声をかけてみてください。